CASE STUDIES

お客様事例
海外向けウェブサイト制作

ヒル アンド ノウルトン ジャパン 株式会社 様

事例概要

経緯

外資系PR会社である同社にとって、マーケティングツールとしてのホームページは徐々に存在感を増しつつある。しかし従来のサイトはただサービス名が羅列されているのみで、顧客が求める情報を効果的に提供できているとは言いづらかったため、ホームページの大規模なリニューアルを検討するようになった。

対策

ユーザビリティについて多くの知見を持つインフォキュービック・ジャパンにホームページのリニューアルを依頼。同社が作成した設計図をもとに従来のコンテンツを再編成し、PR会社に馴染みがない人にとっても理解しやすい階層構造を備えるとともに、具体的な成功事例を表に出した、わかりやすさ重視のホームページへとリニューアル。

成果

ユーザビリティを踏まえたホームページリニューアルに成功し、訪問者数も増加。今後は日本語ホームページをベースにした英語版ホームページの立ち上げに合わせて集客施策を実施するほか、PR会社ならではのホームページのあり方について、さらなるブラッシュアップを予定している。

お客様の声

まず最初に、御社にとってのホームページの位置づけを教えて下さい。

吉川様 我々に限らずPR会社全体に言えることですが、これまで自社のホームページにはあまり力を入れて来なかったんですね。というのもお客様がPR会社を決める時点で、候補となる会社はすでに頭の中に入っているからです。

しかし今はどこのPR会社の提案も類似したものになりがちなので、お客様ももう少しバリエーションがある提案をくれるであろうPR会社を、自分たちでホームページを見て探すようになりつつあります。従って我々もホームページに力を入れ直そうということで、リニューアルを検討するようになりました。

代表取締役社長 吉川 祥一 様

PR会社として、ホームページでのアピールが必要と思われる要素を教えて下さい。

吉川様 まず重要視されるのは、会社が目指しているところ、社長自身がどんな考えを持っているのかといった点です。

もう一つは、こんなことができます、あんなことができますというのではなく、どんな成功事例があるかという、ケーススタディをしっかり出すことです。具体的な事例がないと、お客さんに伝わっている様で実は伝わっていないんですよね。

インフォキュービックがこれまでのウェブ制作会社と違うと感じた点を教えて下さい。

吉川様 まず、なんといってもスピードが早かった。また、我々がお願いする内容は具体論よりも抽象論が多いわけですが、それをきちんと具体的な形にまとめてくれる力を持っている点は評価できますね。さらに、他業界を含むさまざまな参考事例を持ってきてくれて、ヒル アンド ノウルトン ジャパンが目指しているのはこういう方向ではありませんかという提案をくれるんですね。それも一つではなく、何方向かからの提案をくれる。

これまでさまざまなウェブ制作会社やプロデューサーとお話をしてきましたが、たいていは一方的な提案に終始してしまいます。提案というのはその経緯も含めて相手に共感してもらい、気持ちよく選んでもらう必要があります。しかもきちんとロジックが通っていなくてはいけませんし、我々はこういうことが欲しかったんだよという感情的な部分も押さえている必要があります。これはプレゼンテーションの3つの必要条件なのですが、インフォキュービックの提案はそれをきちんと踏まえていた点が、非常に評価できますね。

現場担当者の視点から見た、具体的なリニューアルのポイントについて教えて下さい。

シニア アカウント エグゼクティブ 黒木 健 様

黒木様 インフォキュービックからフォーマットを提案いただき、それに合わせて情報を再構成しました。トップページの一覧性の高さなど、最初に設計図を見た時点でわかりやすいなと思いましたね。弊社のようなPR会社の提供サービスは一般の人にとって馴染みが薄いわけですが、今回は一つのサービスにつき90文字前後の説明文を入れましたので、理解しやすくなったのかなと思います。自分でも非常にしっくりきたと感じますし、Google Analyticsで訪問者の数をみても、リニューアル前に比べて明らかに増加の傾向が見られますね。

リニューアル作業における、インフォキュービックの対応はいかがでしたか。

黒木様 電話で伝えた内容をすぐに反映してもらえるなど、こちらがやりやすいように対応してくれたので早く進みました。外部の制作会社に依頼する場合、間違いが起こらないようにメールで送ったり、場合によってはプリントアウトして修正箇所を書き込んだものをPDF化して送ってくださいと言われる場合もあります。それが2日経ってから反映されても、なかなかピンと来ないことが多いのですが、それが電話での指示ですぐに変えてもらったりと、レスポンスは非常に早く助かりました。

今後インフォキュービックに期待することを教えて下さい。

吉川様 ヒル アンド ノウルトンは世界的にも有数の規模で、日本でも知る人ぞ知る存在になりつつあります。しかしPRの代理店を決める決定者、30代後半から40代前半のいわゆるPRマネージャーと呼ばれる人達へのアピアランスというのはまだまだ強くありません。彼らがPR会社をどう決めるかというと、友人や先輩から聞いて、その上でPCで検索して決めるわけです。その際にきちんと弊社のサイトにたどり着いてもらえるよう、集客対策をきちんとしていく必要はあると考えています。

あとはやはり、お客さんがもっと深いところまで見てくれるようなホームページの作り方をコンサルしてほしいですね。ホームページは我々にとって大事なマーケティングツールになりつつあります。今回は時間的な制約もあり、我々からのリクエストを中心に進めた部分もありましたが、やりとりをする中でいろいろな提案をいただきましたので、今度はそれらを積極的に取り入れながら、PR会社のホームページとはどうあるべきかというのを、一緒に作っていきたいと思っています。